秋田県立稲川支援学校

創立30周年 地域とともに歩む 稲川支援学校

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校長より

2022/05/2

校長あいさつ

 本校は、昭和62年に開校し、35年目を迎えました。今年度は、小学部に6名、中学部に6名、高等部に11名の新入生を迎え、全校児童生徒78名でスタートしました。
 校名にある「稲川」は、全国的に有名な稲庭うどんと川連漆器の産地である、稲庭町と川連町が合併してできた稲川町に由来します。その後、平成の大合併で稲川という町名がなくなりましたが、この地区の歴史を刻んだ学校名といえます。
 本校では、地域の人材・資源を活用した学習の展開等による地域に根ざしたキャリア教育の充実を図り、児童生徒の自立と社会参加を目指しております。「地域と共に育ち、共に学ぶ学校づくり」を推進するため、クリーンアップ活動やボランティア活動などの地域貢献活動、中学部、高等部によるアンテナショップ運営など、社会とのつながりを意識した特色ある教育活動を行っています。
 さらに、幼稚園・保育所等、小・中学校、高等学校との交流及び共同学習、西馬音内盆踊りや湯沢南家佐竹太鼓などの伝統芸能、七夕絵どうろうまつりや犬っこ祭り、うどんEXPOなどの地域イベントへの参加等々、地域との関わりにより、地域と共に歩む学校づくりを進めています。また、「実践的な職業教育」を推進するため、地域の企業や有識者と連携した作業学習を展開したり、職場実習を実施したりしています。また、秋田県の指定を受け、介護事業等に従事しようとする高等部2年生を対象に介護職員初任者研修も行っています。
 本校は、地域の幼稚園・保育所等、小・中学校等に在籍する支援を必要とする幼児児童生徒に対し、地域の特別支援教育のセンターとして、教職員等へのアドバイスも行っております。
 今年度も、児童生徒一人一人の成長に寄り添い、地域の中で自立し社会参加できるよう取り組んでいきます。そして、地域の理解を広げることで、誰もが自分の力を発揮できる共生社会の実現を目指してまいります。
 このホームページを通じて、本校の教育活動についての理解が深まり、児童生徒のより一層の自立と社会参加を進めることができれば幸いです。

稲川支援学校 校長

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