校長より
2023/04/20
「地域で学び、地域と共に学ぶ、確かな学びのある学校」を目指して
校 長 高田屋 陽子
令和5年4月、例年より早い桜の花が色づく季節、稲川支援学校は小学部28名、中学部13名、高等部39名、計80名の児童生徒でスタートしました。
学校生活の始まりと共に、校庭の桜の木は満開となり、柔らかな陽光と共に子どもたちの活動を見守ってくれているようです。
この学校は、昭和52年、秋田養護学校やまばと分校から、昭和54年、県立南養護学校やまばと分校を経て、昭和62年、県立南養護学校から独立し、「稲川支援学校」として創立されました。
稲川地区は、豊かな自然と稲庭うどん、川連漆器といった全国的にも有名な産業や伝統工芸が盛んな歴史ある地域です。
昨年度までは新型コロナウイルス感染症の影響もあり、地域での活動には様々な制限がありました。しかし、今年度からは基本的な感染症対策を行いながら、地域での活動を再開していく予定です。
特色ある教育活動として、地域をテーマにした次の3つの活動を展開していきます。
<いーな・サンプロジェクト>:「ひまわり」をテーマにした活動
・ひまわりを実際に育てながら、国道沿いの花壇やプランターでの栽培活動
・心をこめて育てたひまわりのプランターを商店街への設置 等
<いーな・キラキラプロジェクト>:全校でのクリーンアップ活動
・全校縦割りグループでの学校周辺、湯沢市商店街のクリーンアップ活動の実施
<いーな・ワンワンプロジェクト>:地元の祭り「犬っこまつり」をテーマにした活動
・犬っこのしんこ細工づくり、絵馬づくりや「ミニお堂っこづくり」
・「犬っこまつり」販売活動 等
この他にも、実践的な職業教育にも力を入れ、地域における将来的な自立と社会参加に繋げていきたいと考えています。
また、高等部からの本校への入学が増えてきている現状において、地域の小・中学校、高等学校との双方向の交流も充実させていければと願っております。
今年度も、子どもたちの笑顔あふれる学校を目指して、教育活動に丁寧に取り組んでいきたいと考えていますので応援よろしくお願いいたします。